DIARYアクロス薬局日記

海を渡る不思議な蝶「アサギマダラ」

さくら薬局大島 岡村です。
みなさん、「アサギマダラ」という蝶をご存じですか?

渡り鳥ならぬ、渡り蝶として有名です。
春は南から北に、秋には北から南に日本全国を旅する蝶々です。

秋には東北や本州の1000m級の高原から、台湾、沖縄、鹿児島あたりへ
反対に春には南から北へ最大2000km近くまで移動していることが、
蝶へのマーキング調査の結果確認できています。

しかし、日本のほとんどの種類の蝶は移動しないのに、
アサギマダラだけ大移動をするのかは、謎になっています。

大分県の姫島などにも羽を休めに立ち寄るみたいようです。

周防大島では秋には北から南に移動するアサギマダラが
外入(とのにゅう)というところに植えられた
「ふじばかま」というキク科の多年草目当てに沢山飛来・乱舞します。

秋になると、今年101歳になった母親と97歳の叔母を連れて、
毎年見物に行っています。
後何年連れていけるかなと思いながら!!


上の写真が外入(とのにゅう)の案内図。
去年、ふじばかまの株を分けてもらって自宅の庭に鉢植えしたところ、
島の反対側になるにもかかわらず、1匹だけ2~3日遊びに来てくれました!!


今年は追加で苗をもらったので、この秋はお友達を沢山連れてきてくれるかな?と楽しみにしています。
秋に周防大島に来られる事があったら是非立ち寄ってみて下さい。(但し途中山道で駐車場は狭いので要注意)

参考資料
「渡りをする蝶」(佐藤英治)
「アサギマダラ海を渡る蝶の謎」(佐藤英治)